日曜日、久しぶりに本屋さんへ行きました。
最近、本は Amazon でまとめ買いすることが多いので、本屋さんへ行くのは買い物と言うより「偵察」みたいなもんです。どんな文庫が平台に並んでるのかな~とか、好きな作家のコーナーに新しく文庫化されたものが入っているかなとか、チェックしながらぶらぶらと1時間ほど。
そしたら、ハヤカワ・ミステリのスケルトン探偵シリーズ最新作を発見。
おぉ、スケルトン探偵シリーズも既に15冊目か・・・、書名を覚えておいて安くなった頃に Amazon で中古本を買おう!と思ったんだけど、裏表紙の内容紹介を見て、思わず速攻でお買い上げしてしまった。
それと言うのも、たまたま前日の夜、NHK教育で、数年前インドネシア・フローレス島の洞窟で見つかったもう一つの人類、ホモ・フロレシエンシスの痕跡をたどる・・・という、とても興味深い番組を見たばかりだったから。
バリからそう遠くないフローレス島で、身長は1メートルほど、脳の容積はホモサピエンスの3分の1ほどの400ミリリットル(チンパンジー程度の大きさだそうです)しかないにもかかわらず、高度に加工された石器などの道具を使って狩りをし、ステゴドンやコモドドラゴンなど大型の獣を捕えて食べ、そして、日本では縄文時代にあたる1万7千年前頃まで生きつづけていた人々の骨が発見されていたなんて、凄いっ!しかも、ホモ・フロレシエンシスの発見は、人類学の常識に大きな疑問をつきつけ、専門家の間に激しい論争を呼んでいると言うではないの!楽しいわっ!もっと知りたいわっ!!
と、前夜おもいっきり盛り上がり、その興奮が冷めていなかった私には、「ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨・・・一片の骨から先史時代と現代にまたがる謎を解く、スケルトン探偵の名推理」という裏表紙の文字が、まるでホモ・フロレシエンシスにまつわる謎のことのように思えたのでした・・・やれやれ (^_^;)
ちなみに、その番組(
サイエンスZERO)は金曜日(23日)の夜7時からNHK教育で再放送されるそうですよ~。興味のある方は是非ご覧になってくださいませね。