クリスマスツリーと言っても、今日の話題はガルンガンに飾るペンジョールです (^^ゞ
ガルンガンはほぼ6ヶ月に一度巡ってくる祝日で、祖先が家々に帰ってくるという日本のお盆に似た一日。今まで何度かバリでガルンガンを迎えましたが、見ているとだいたい2、3日前にペンジョールを作って立て、プナンパハンと呼ばれる前日にブタを殺してラワールなどの特別な料理をするという段取りのようです。で、このペンジョールを作って立てるという仕事、どうも男衆の仕事のようなのですが、作業工程を見ているととっても楽しそう!
まず、朝早く出かけて長~い竹ざおを1本買ってくることから始まるのですが、竹ざおは先端のしなり具合が大切なポイントなのだそうです。先が柔らかくしなっているものが◎、ピンッと立っているものは×なんですって。なんでも、しなってない竹を飾っていると「その家の者は虚栄心が強く高ビーである」と思われるらしい…ほんとかいな?
次に、細長い葉っぱを根元の方からくるっと丸め竹ひごのようなもので端っこを留め、直径15cm強~8cmぐらいの輪っかをたくさん作ります。この時に葉っぱの先端部分は残しておいてヒラヒラさせておかなくてはいけません。
輪っかが完成したら、竹ざおの先の方から同じ細長い葉をグルグルと巻きつけながら、輪っかの小さいものから順に竹ざおにくっつけていきますが、同時にブラブラした葉っぱ飾りや稲の穂やいろんな物を要所要所に飾りつけるわけ(写真参照)。
最後に、先端に綺麗に飾った葉っぱの灯篭(?)のような物がぶら下げられて完成!となります。写真は、私もお手伝いして輪っかを作ったペンジョールです (^^ゞ
葉っぱの飾り方や巻き方、何を飾るかなどは村々によって違いがあるらしく、すご~くデコラティブな色付きペンジョールを飾っている村もあれば、シンプルが一番!みたいな質素なペンジョールもあり、その違いを比較しながらドライブするのも楽しいものです。私のお気に入りは…ゴアガジャからタンパクシリンへ抜ける道沿いの村で見た稲穂を飾ったペンジョールです。ホントに綺麗だったよ~。機会があったら是非、田舎の方まで足を延ばしてペンジョール見学してみましょ~(^_^)v