残暑、厳しいですね・・・。そろそろ涼しくなってもらわないと、困ります。
日中の気温は真夏並ですが、それでも日の出は遅くなり、日没の時間はどんどん早くなってきました。ついこの間までは、仕事を終えて家に帰ってもまだ外は明るかったのに、最近は途中で日が暮れてしまう。おかげで、お天気の良い日は綺麗な夕暮れの空を満喫できます。心が和む一瞬、です。
ところで、皆さんが住んでらっしゃる地方では「あけび」って食べますか?ちなみに、「あけび」なんて知らないぞ~っていうシティ・ガール&シティ・ボーイな貴方のために、「あけび」の花と実をご紹介しましょう!
どう?地味だけど、なかなか綺麗な花でしょう♪
山形では、4月末から5月上旬にかけて花が咲き、9月中旬を過ぎると実が熟します。右上の写真で分かると思うんですが、熟した「あけび」は実がぱっくりと口を開けるんですね。それで「開け実」が転じて「あけび」になった、らしいです。
実の中の部分、ここにはゼリー状の甘い果肉が詰まっています。ちょっと、バリで食べる「マルキッサ」に似てる感じ。子供の頃は喜んで食べてましたね~。種が邪魔になるんだけど、子供だから遠慮せずに地面に「ぷっ!ぷっ!」って種を吐き出して。野生児だった(笑)
で、山形はこの「あけび」の日本一の産地!
秋になると、スーパーの野菜コーナーに紫色の大きな「あけび」が並ぶんです。
でも、我が家では「あけび」は裏庭で自家栽培。目的は・・・浴室の窓の目隠しです。ぶどうと同じような蔓性植物なので、棚を拵えて育ててるんです。
とってもワイルドな目隠しだわね(笑)
そして、大人になった今は果肉を食べずに、もっぱら果皮を食べています。「あけび」の果皮はちょっとゴーヤに似た苦味のあるのが特徴。お子ちゃま味覚の方には・・・残念ながらお勧めできませんが、大人の味が好き!って方は、きっと一度食べると病み付きになると思われます。(笑)
我が家の食べ方は・・・
(1)舞茸、葱、茗荷などを細かく切り、豚ひき肉と一緒に炒める。味噌とお砂糖少々を入れてちょっと濃い目の味を付け、具がバラけないように水溶き片栗粉をちょっぴり加えます。
(2)果肉を取って水洗いした「あけび」の中に(1)の具を詰めます。水で戻した干瓢などで、実が開かないように結んで焼くときれいな出来上がりになりますが、面倒なので私はやりません(^^ゞ
(3)フライパンに大目のサラダ油+ごま油を熱し、(2)をじっくり蒸し焼きにしてできあがり。
ん~、出来上がりは形も色も地味ですね・・・やっぱり大人向けです(笑)
山形の田舎の味に興味があるア・ナ・タ!「あけびの肉味噌づめ」にトライしてみませんか~(^^)/