「よかったら、観に行ってくんちぇー!」という
nanako_konanaさんのお勧めに従って、遅ればせながら「フラガール」見てきました~(^_^)
ほんとは、大好きなジェイク・シマブクロが音楽担当してるし、この映画の舞台となっている常磐ハワイアンセンター、小学6年生の時(すんごい昔だわ 笑)に行ったことがあってちょっと懐かしかったし、「カポーティ」見たかったんですけど、終わっちゃったし…(笑)、そんな軽~い気持ちで観にいったんです。
けど、思いがけず何度か泣きそうになりました(^^ゞ
というわけで、私からも・・・「未だの人は、ぜひ観に行ってくんちぇー!」
さて、ガベンの続き。
ちょっと休憩をとって元気を回復した私たちは、棺の行進にくっついて、坂を下った所にある墓地まで行ってみることにしました。
ここの道路は「ゴアガジャ、ティルタエンプル、グヌンカウィを見学してキンタマーニで昼食」という観光コースの通り道になっているので、午前中はたくさんの車が坂を上ってきます。
その車がガベンの行進のために路肩によって駐車し、車から降りた環境客がタイミング良く遭遇した葬列を見学していることもあって、狭い道路はもう大混雑!!
しかも!というか当然というか、集まった観光客目当てにいろんなモノを売りつけようとする人たちまで現れるわけで…。右の写真の白い服のオジサンは、木彫りのガルーダなんぞを売ろうとしてるのですが、誰一人買う様子はありませんでしたわ(^_^;)
火葬を行う丘の下まで来た棺は、死者の霊が家に戻ってきたりしないように(迷わず成仏できるように…ですね)そこで何度かグルグルと回転した後に丘に上って来ます。
上がって来た棺は倒れたりしないようにしっかりと固定され、更に火葬した遺骨が直接地面に落ちないように、一番下の台に土をかけておきます。
どんどん運ばれてくる棺(なにしろ28人ぶんですから)で丘の上が一杯になってきたので、私たちは更に一段高い場所に避難。このあたりで既に1時半を過ぎてしまいました(^_^;)
小腹も空いてきたので、クレポンやルジャックなどを買い食い。なんと、ピザ売りまでいて、欧米の人たちには引っ張りだこでした。
つい誘惑に負けて買ってみましたが…ピザというよりは見た目も味も調理パンだった…(笑)
さて、いーかげんイヤになってきた頃に、ようやくお供え物や亡骸を載せたバデが、そして最後にバレガンジュールが到着しました。もう、3時をまわっています(涙)
バデから降ろされた亡骸が棺に移され、いろんなお供え物が添えられると、いよいよ火葬がスタートしました。火の粉が飛んでくるといけないので、今度は丘の下にいって見学です。
ずらーっと並んだ棺の右側から煙が上がったと思ったら、あっという間に火は燃え広がっていきました。かなり離れていても顔が熱くなってくるほどの勢いです。あらら、もう5時近いわ(-_-;)
さすがにトイレにも行きたくなってきたし、クバヤを着ていることに疲れてもきたので、たまたま近くにいたマデの奥さん(ジュディ)に「あとどのぐらいかかるの?」と話を聞くと、火葬が終わってもガベンはまだまだ終わらないという返事が…。
これから火が消えて遺骨に触れるぐらいの温度になるのを待ち、拾い集めた遺骨を人型に並べ聖水をかけてお祈りし、それをココナツの殻に入れて川まで運び、更にお祈りをして川に流す…という手順が残っているのだそうな。
うむむむ、これはハッキリ言って最後まで見学するのは相当キツイっ!もう十分だぁぁ!!早くクバヤを脱いで、シャワーを浴びてリラックスしたい!!!もう、オウチに帰りたいよ~~(↑_↑)
ということで、根性無しの私たちのガベン見学はこれにてお開きとなったのでした…おそまつ(^^ゞ
因みに、ガベンが全て終わってマデとジュディが戻ってきたのは夜の11時半。
お土産にと買ってきてくれたマルタバをほおばりつつ、「根性無しで良かったわ♪」と思った私でした。