皆さん、麺類お好きですか?
私は大の麺好きです!もう、一日三食、オール麺でもOKなぐらい(^_^;)
なので、Excite公式ブログの一つである
『椎名誠の麺の甲子園』は、いつも更新を心待ちにして愛読しています。
椎名誠氏と言えば、作家、エッセイスト、写真家、映画監督(ホネフィルムは解散しちゃいましたが・・・)など、さまざまな活動をしている素敵なオジサマとして有名です。私も3度ほどご尊顔を拝する機会に恵まれましたが、なかなか格好良いわっ!と、必ずポッと頬を染めてしまいます~(*^.^*)
ところで、還暦を過ぎても依然としてパワフルな椎名さんは、『本の雑誌』という雑誌の編集長も務めておいでです。この『本の雑誌』は創刊が1976年、2007年10月号で創刊以来32年、全292号(最初は季刊、その後隔月刊の時代もあり)の長~い歴史のある、本好きのための本紹介雑誌です。私は45号からずっと定期購読しています。
さて、今日のテーマである悲しい出来事が起こったのは、今から13年前の10月29日。その日、椎名誠氏は山形県の某市で講演を行い、その後、講演会の主催者である青年達が催した懇親会に出ておいででした。
私は講演には出向きましたが、主催者側の一員ではありませんでしたから、もちろん懇親会には出席できません。ん~、大好きな雑誌の編集長がこんなに近くに居るのだから、サインの一つも貰えないものだろうか?と考える私に、一人の友人が声をかけてくれました。
友人:あ、俺さぁ懇親会行くから、サイン貰ってきてやるよ!
ぎゃぁ~~、嬉しいっ!!願ってもない話だわ~。
らいだ:それじゃ、この、私が持っている一番古い『本の雑誌45号』にサイン貰ってくれる!?
友人:はいはい。
そして翌日。友人と会った私は、椎名氏のサイン入り『本の雑誌』を受け取りました。それが・・・
←こちら。
雑誌の右上角に「■■さま 椎名誠 1994年10月29日 ホネフィルムのロゴ ありがとうー」と書いてあるの、分かりますか?
もう、ムチャクチャ嬉しくて、その友達ににっこり笑って「ありがとう!」と言おうとした、その瞬間。
私はある事に気がつきました。
「■■さま」のとこ、元々書いてあった名前が塗り潰してある・・・?
らいだ:何これ?名前が消されて、横に私の名前が書かれてるけど!
友人:あ、それな。サイン下さいなんて頼むのが恥ずかしかったからさ、ちょうど隣に座ってたA子にサイン貰ってきてくれって頼んだんだ。そしたらA子が椎名誠に「お名前は?」って聞かれて、舞い上がって自分の名前を答えてしまったんだってさ。なもんで、俺がそれを消して、横にお前の名前書いといたから。字、椎名風にしてあっぞ。
らいだ:・・・・・・・・。
こちらが消された名前部分。クリックすると大きくなります ↓↓ 姑息な手直しをとくとご覧あれ!
ふっ。昔から当てにならない奴だったよなぁ、こいつって・・・。その日以来、そいつは私の友人リストから抹消されました。
面白うてやがて悲しき・・・ならぬ、嬉しゅうてやがて悲しき出来事。有り難味が激減してしまったとはいえ、椎名誠さんのサイン入り『本の雑誌』は、今も私の本棚の片隅にそっと大事にとってあります。