先週末、山形のさくらんぼ園が一斉にオープンしました。いよい、さくらんぼ狩りのシーズン突入です!山形が年に一回賑わうこの時期、県内のあちこちでいろんなイベントが繰り広げられるのですが、そのスタートを切ったのが「SLさくらんぼ号」の運行。
因みに、SLとは蒸気機関車のことです(^^)。若い方や都会に生まれ育った方は、SLが煙を吐いて走る姿なんて、TVや映画の中でしか目にしたことないかもしれませんね。でも…私は違いますよ~。高校の3年間SLに乗って通学してたんです!凄いでしょ、時代を感じますね(笑)
さて今回、「SLさくらんぼ号」は山形駅と左沢(あてらざわ)駅の間を2日間で2往復しました。世の中には鉄道ファンがいっぱいいらっしゃるようで、乗車券(指定席券)は発売と同時に売り切れたそうです。なので、日曜の午後にそのことを知った私は、もちろんSLに乗ることはできず、山形駅に到着する姿を見学してきました。
山形駅5番線ホームに近づいてくる「C11-325」です。ピーーッという汽笛の音が意外に甲高くて、ちょっとビックリ!
山形は昨日も良い天気だったので、青い空に蒸気の白い煙が映えてきれいでした~♪
蒸気機関車の運転席を覗くと、黒光りするレバーやメーター類などを操作する機関士さんが顔を見せてくれました。特に鉄道オタクではない私ですが、妙にワクワクするのは何故でしょう(^^ゞ
客車に入るドアに歴史を感じますね~。中から帽子をかぶって袴をはいた金田一探偵が現われそうな気がします。客室の中は、私が高校時代に乗ってた頃と同じです。床が木張で、荷物を載せる棚はネット式…懐かしや!!
唯一「今」を感じたのが「禁煙&指定席」のプレート。それ自体が大きなタバコみたいな蒸気機関車なのに、客室内が禁煙ていうのはなんか笑えました。ま、これもご時世ってやつでしょう←ご隠居みたいな口ぶりです(笑)
家に帰ってから、この「C11-325」について調べてみたら、ちょっと驚くべき事実が判明。この「C11-325」は昭和21年3月に日本車両熱田工場というところで製造されたのですが、その製造日が私の誕生日と一緒なのです。あ、もちろん月日だけで年は違いますよ(笑)
しかも、製造されたのち茅ヶ崎機関区で20年働き、その後やって来たのが山形の米沢!!ってことは、私が高校時代に乗ってた汽車を牽いてたのはこの「C11-325」だったわけです!なんという巡りあわせでしょう!!妙にワクワクして懐かしかったのは、そのせいだったのかもしれませぬ。
因みに、この「C11-325」、普段は栃木県の真岡鉄道というところにあって、週末などに運行されているようです。いつか機会があったら、真岡に行って乗ってみたいものです~♪